知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~ (光文社新書) を磨く 著者:田坂広志

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お勧めの本をご紹介します。

知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~ (光文社新書) を磨く 著者:田坂広志

内容

なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?/頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由/「垂直統合」の知性を持つスーパージェネラリスト/スーパージェネラリストが持つ「七つの知性」/あなたは、どの「人格」で仕事をしているか?/なぜ、多重人格のマネジメントで、多彩な才能が開花するのか? ――目の前の現実を変革する「知の力」=「知性」を磨くための田坂流知性論。

お勧めの理由

目の前の現実世界を変革する知の力である、知性をいかに磨くかをテーマに、25話にわたって書かれています。田坂広志氏のこれまでの数々の著作の集大成であるとも言えます。田坂広志氏の知性のエッセンスは今を生き抜く経営者には不可欠です。

今年のお正月に読み終えた後、この本のサマリー(要約)を作成しました。ご参考にしてください。

なお、内容は26話の構成となっているので、各1話ごとにサマリー(要約)を作成しています。

サマリー(要約)

第1話 なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?

要約

頭は良いが思考に深みが無いため、これらの人物からは知性的な雰囲気が伝わってこない。

  1. 知能とは答えのある問いに対して、早く正しい答えを見出す能力
  2. 知性とは答えのない問いに対して、その問いを、問い続ける能力

 

第2話 答えの無い問いに溢れる人生

要約

自分の人生には進路や選択に関わる答えの無い問いはいくつもある。

そして、答えの無い問いは、日々の仕事の中にもある。

ゆえに、答えの無い問いに深く向き合う力(知性)は大切。

 

第3話 なぜ割り切りたくなるのか?

要約

知能が答えの無い問いに直面したとき、割り切りをおこなう。

割り切りとは楽になりたいという魂の弱さの表れ。

割り切りに流されると、深く考えることができなくなり、答えの無い問いを問う力(知性)が衰える。

 

第4話 割り切りではない、迅速な意思決定

要約

腹決めは精神の弱さに流されない迅速な意思決定。

割り切りは心が楽になるが腹決めは心が楽にならない。

知性の最も高度な形態は心の中で関係を断たないこと。

 

第5話 精神のエネルギーは、年齢とともに高まっていく

要約

精神のスタミナやエネルギーは、それなりの修業を続けることで、歳を重ねても高まっていく。

 

第6話 固定観念を捨てるだけで開花する能力

要約

人は歳をとるとエネルギーは衰えるという固定観念を持つと、実際にエネルギーは衰える。

自分の能力を少し超えたレベルの仕事に集中する時間を定期的に数年間継続することで、精神のエネルギーは高まる。

知性を磨き続けることで、無意識に抑圧していた隠れた才能を開花させることができる。

 

第7話 なぜ、博識が知性とは関係無いのか?

要約

知識を身につけても知性は身につかない。

知性の本質は知識ではく、智恵である。

知識とは言葉で表せ、書物で学べる。

智恵とは言葉で表せず、経験からしか学べない。

知識と智恵の錯覚は日常どこにでもある。

 

第8話 頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由

要約

知識偏重教育により、優秀な人ほど、知識を学んで智恵を掴んだと錯覚する病にかかる。

知性を磨く(プロフェッショナルになる)には、①答えの無い問いを問う力を身につける。②知識と智恵の錯覚をしないこと。

 

第9話 なぜ、優秀な専門家が問題を解決できないのか?

要約

20世紀において個別の分野の専門の知性だけで解決できる問題は解決済み。

残されているのは個別分野の専門知性だけでは解決できない学際的問題だけ。

学際的問題を解決するためには、個別の専門の知性を統合する新たな知性が必要。

そのためには、垂直統合の知性を持ったスーパージェネラリストが必要。

 

第10話 スーパージェネラリストとはいかなる人材か?

要約

アポロ13号の船長が事故対応で見せた姿。

 

第11話 垂直統合の知性を持つスーパージェネラリスト

要約

垂直統合の知性を持つ人材は7つのレベルの思考を切り替えながら瞬時に統合することができる。

7つのレベルの思考

①ビジョン ②戦略 ③戦術 ④技術 ⑤人間力 ⑥志 ⑦思想

 

第13話 なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか

要約

7つのレベルの思考が中途半端

①アンバランス ②深まっていない ③シナジーを生み出していない

 

第14話 予測できない未来を予見するには、どうすればよいのか

要約

未来の具体的変化を予測することはできない。

しかし、未来の大局的変化を予見することはできる。

思想は未来を予見する方法として学ぶ。

未来を予見する法則 ①弁証法の思想 ②複雑系の思想

未来を予見できなければビジョンや戦略は描けない。

 

第15話 なぜ、目標とビジョンが混同されるのか?

要約

ビジョンとは、企業や市場や社会でこれから何が起こるのか?についての客観的思考や大局的洞察。

 

第16話 志と野心は何が違うのか?

要約

野心は己一代で何かを成し遂げようとの願望。

志は己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしい何かを次の世代に託する祈り。

 

第17話 なぜ戦略とは戦わないための思考なのか?

要約

無用の戦いをせずに目的を達成することに価値を置く。

山登りの戦略思考から波乗りの戦略思考に切り替える。

波乗りの戦略思考には戦略的反射神経が求められる。

戦略的反射神経とは直感的感覚の能力。

 

第18話 なぜ優れたプロフェッショナルは想像力が豊かなのか?

要約

具体的なシュミレーションをおこなうために戦術は固有名詞で表す。

戦術を実行した後は、その経緯を仔細に振り返り、徹底的な追体験をから戦術の改善策、新たな戦術を検討する。

 

第19話 知性を磨くためのメタ知性とは何か?

要約

技術の本質は知識ではなく智恵。

メタ知性とは、経験を振り返り、そこから掴むべきプロフェッショナルの智恵を深いレベルで掴み、その経験を体験まで深める反省の技法を修得すること。

 

第20話 なぜ古典を読んでも人間力が身につかないのか?

要約

人間力を磨くとは、心の動きを感じ取れる修業を積むことである。

心の動きとは ①自分の心の動き ②相手の心の動き ③集団の心の動き

自分の心の動きを感じる修業とは、ただ静かに見つめること。

自分の心の動きを感じ取れるようになると、相手の心の動きを感じ取れるようになる。

相手の心の動きを感じ取れるようになると、集団の心の動きを感じ取れるようになる。

人間力とは、最も適切な言葉や最も適切な行為を瞬時に選ぶ力に他ならない。

 

第21話 あなたは、どの人格で仕事をしているか?

要約

スーパージェネラリストには多重人格のマネージメントを身につける必要がある。

3つの修業の段階がある。①自分の中の複数の人格を意識的に見つめる段階 ②必要な時に必要な人格が現われ、その場を処することができる段階 ③複数の人格が切り替わる状況を客観的に見れる段階。

 

第22話 なぜ、多重人格のマネージメントで多彩な才能が開花するのか?

要約

多重人格のマネージメントは才能の開花を妨げ抑圧している深層意識を解放する技法。

第23話 なぜ、スーパージェネラリストの知性は現場にあるのか?

要約

現場は経営者やリーダーに7つの知性の垂直統合を求める。

知性を掴むためには、職場を見渡し、垂直統合を持った師匠を見つけ、私淑すること。

 

第24話 なぜ、人類は20世紀に問題を解決できなかったのか?

要約

知の在り方は3つの分離の病を抱えていた。

①知と知の分離 ②知と行の分離 ③知と情の分離

 

第25話 21世紀の知性とはいかなる知性か?

要約

人類が直面する問題を解決するために、人類社会の在り方を変革するためのもの。

以上

http://www.amazon.co.jp/知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~-光文社新書-田坂-広志-ebook/dp/B00KYK3A44

株式会社ファイブスター 代表取締役 金山義則

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